借金、と聞くとあまり良いイメージはありません。
ですが、借金も使い方次第です。
今回は、借金が持つレバレッジの側面を含めて考えてみます。
借金はレバレッジ
借金は使い方によってはレバレッジとなります。
レバレッジとは「てこ」の意味ですが、この場合、自分の力以上のものを動かして利得を得るためのもの、くらいにお考えください。
マンガ「ドラゴンボール」の中に出てくる界王拳みたいなもの、とお考えいただくとわかりやすいかもしれません。
界王拳を使うと、力が倍になりますが、自分の体への負担も倍になります。
自分本来の力以上の力を引き出す代わりに、それだけのリスクを抱えていくことになるわけですが、借金もこれに似ています。
借金をレバレッジに使うとはどういうことか
借金をレバレッジに使うとは、つまり借金をすることでお金を作り、本来そのお金を得るために必要だった時間を節約する(前倒しして時間を買う)ということになります。
本来なら手元の100万円を作るのに10ヶ月かかるはずだったのに、それを借金をすることですぐ手に入れられたら、本来必要だった10ヶ月という時間を節約することができる、ということです。
これによって収入をアップさせていくことができたとすれば、利息を払ってもなお余りある収入を早く確保できる、ということになります。
結果、利息が18パーセントあったとしても、18万円の利息支払いで100万円を手に入れて、118万円以上の結果を出すことができれば借金の意味があったことになりますよね?
この場合なら、18万円失う代わりに100万円を借りることができたわけですから、5倍近くのお金を動かすことができたことになります。
借金も使い方次第
借金すれば何でもうまくいくわけではありません。
借金をしすぎたために、負債が増えて返済できなくなってしまうことだってあります。
ここで2つの例として、
- 借金して生産設備を整える場合
- 借金をただの先延ばしのために使う場合
この場合、1のように生産設備を整えた場合は、借金が有効に働くかもしれません(もちろん、程度にもよります)
逆に、2のように借金をただの先延ばしのために使う場合、根本的な解決に至っていないことになるので、借金が膨らんでいくだけになってしまいます。
借金は永続的に行うのではなく、あくまでその場をしのぐために行うものであるとするならば、両者もそれに沿った行動ではありますが、目標とするものが問題の根本を解決するためのものなのか、それとも状態の先延ばしのためのものなのかによって性質がだいぶ違っています。
過大な借金をしすぎると…
過大な借金をしすぎると、返済ができなくなります。
そうなった場合、借金で借金を返済していくことになって、借り入れだけが増えていくことになりかねません。
借り入れをまとめてこれ以上の借り入れを抑えるか、債務を任意整理するといった手段をとる必要が出てくるでしょう。
そんな時はこういった相談窓口に相談してみるのも良いかと思います。




まとめ
借金は未来を先取るためのレバレッジとなります。
ただし、耐えられないほどの借金は状態を悪化させてしまいます。
借金をする際は、きちんと計画を立ててからすることをおすすめします。
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