講義

第0講 はじめに

この講義はお金に関する講義となります。

まず簡単に自己紹介します。

私は現在40歳の男性です。

バブル経済を実感することもなく小学校を卒業し、中学校を卒業する頃には戦後50年、さらに失われた10年・20年と言われる時代を生きてきました。

私は日本が好景気だった時代を知らない世代です。

そんな中で、かろうじて過去のお金の価値観に染まった考え方と、これからの時代の考え方を両方身をもって知ることができたことは、むしろ幸運だったと思っています。

私たちの世代は、過去に正しかったものがこれからもずっと正しいとは言えないことを身をもって体験してきました。

親や学校の教師の言うことがすべて正しいということはありませんが、私たちの世代はちょうど価値観の転換期にいたため、過去と未来が見えやすい立場にいるのではないか?とも感じます。

幼少期の教育が古い価値観に染まったまま、子どもたちは薄々そんな考え方が役に立たなくなるであろうことをどこかで感じながら生きてきた、ということです。

ただし、ここで教育する側に対して「従順な良い子ちゃん」であればあるほど、沈みゆく船に乗ったままそこから逃げ出すのが遅くなって共に沈没することになりかねません。

閉塞した価値観を打ち破り、そこから抜け出すには、過去に正しかったことにとらわれず、これから正しいことに沿って生きていくことが良いでしょう。

日本の状況を見渡せば、子どもが生まれず高齢者が増えていくことが目に見えています。

景気が良かった時代には考えもしなかった現実が、刻々と迫ってきています。

このまま考え方が過去のままでいると、一体何が起きるのか…

不安を感じる部分です。

なお、これは国レベルで起きることです。

個人レベルでは、それぞれの状況によって大きく差が出てくるかと思いますが、このままでは、戦後の好景気を支えた世代(つまり親世代)よりも経済的に豊かになれない人ばかりになるのかもしれません。

この問題が厄介なのは、個人でどうにかできる部分とできない部分のうち、できない部分が自分たちの責任ということになってしまいがちなところです。

就職難があったり、ライフスタイルが変化したりで、私たちの世代はさまざまな事情を抱えてきた人が多くいます。

いまだに仕事のことで苦しんでいる人が多くいますが、彼ら彼女らはさまざまな事情を抱えていて、それを全て自己責任と片付けてしまうのはかなり乱暴な考え方です。

(自分たちの雇用を守るために若者の雇用を減らした世代もいる、ということを申し添えておきます)

やがてそんな世代もいなくなった時、気がつくと自分も老人になっていることでしょう。

その時、老後をあてにできるものはなんでしょうか?

子どもがいても、自分の介護をしてくれるとは思えません。

いまのライフスタイルから見ても、私たちは世帯ごとに核家族で住むケースがほとんどであり、仮に同居していてもお互いのプライベートには関わらないようにしていることがほとんどです。

今の姿が変わらないままならば、老後の私たちは誰も世話をしてくれる人がいない状況になると考えるのが自然です。

そこから脱出するためには、やはりお金のことを学ぶしかありません。

会社員をしながらでも、あるいは独立するでも、それぞれの価値観や生き方に合った方法で生きていくことが大事です。

そして、さらにお金のことで苦労しないようにするには、お金をいかに増やしていくか、失わないようにするか、といったことを知らないといけません。

なお、お金は大事なものですが、お金を使わなすぎることも問題があります。

お金を上手く使うことができれば、自分の命を守ったり、家族が安全に暮らせるようにすることができます。

逆にお金を大事にしすぎてまったく使わない場合、なんのためにお金があるのかわからないですよね?

そのまま貯金していても、貨幣価値が変わったとき、耐え忍んで貯めたお金の価値が大きく減っていた、なんてことにもなりかねません。

ですので、くれぐれも偏った考え方に固執しすぎたり、過激な選択をしたり、リスクが大きすぎる行動は取らないようにして、できるだけ自然に生きていく中で安定的にお金を維持していくことこそが、自分もお金も長く生きていく上での基本になります。

この講義では、これらを基本としつつ、お金との付き合い方について考えていきたいと思います。

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